メルマガバックナンバー #004
===================================================================== 落語探偵団通信 Vol.004 2011年1月18日 ===================================================================== ●まくら 1月も明けて早半月も過ぎ、1年の24分の1が終わってしまいました。 「もう」と思うか、「まだ」と思うか? 週刊のメルマガなんてすぐに次の締切りがやってきますね。 落語探偵団のメジャー化に向けて、ひたすら発信を続けていきます。 それでは、今週号もスタートです。 ⇒《目次(番組表)》 さて、今回のメルマガの目次です。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃・Webサイト情報 ‖ Mission#002 「なめくじ長屋」を探せ! ┃・特集記事 ‖ 年末年始の出来事(前編) ┃・今週の落語会 ‖ ┃・エッセイ ‖ 志ん生師匠のこと ┃・編集後記 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ⇒《Webサイト情報》──────────────────────── ■Mission#002 「なめくじ長屋」を探せ! 当メルマガ前号で予告していましたが、去る10日、成人の日に墨田区業平に あった志ん生師匠がかつて住んだ「なめくじ長屋」跡の捜索を実行しまし た。 今回の担当は志ん生師匠の曾孫弟子、古今亭志ん八探偵です。 調査レポートを探偵団Webサイトに公開しました。 https://rakugo-tanteidan.jp/mission00201.html ⇒《特集記事》─────────────────────────── ■年末年始の出来事(前編) 探偵団メンバーにこの年末年始の出来事について聞きました。 【馬治】 1) 船中での落語会の仕事で小笠原へ行ってきました〜!と、言いたいところで すが…なんと!台風並に発達した低気圧からひたすら逃げる!逃げる!逃げ る〜!。小笠原にも船は係留できず。安全確保の為にひたすら低気圧からの 逃避行!。 結局、硫黄島を眺めて帰って参りした。 どこにも上陸できないので、お客様を飽きさせない為に我々、イベンターは フル回転!「もう、落語はいいよ!」ってぐらい落語漬けのお正月でした。 2) 初めて年末ジャンボ宝くじで三千円が当たりました。それも五本も!末等を 含めて一万八千円の払い戻し!三万円買ってるんで一万二千円の負けです が…今まで末等しか当たった事がなかったのでなんか嬉しいです。 【ほたる】 31日の昼間は師匠の鞄持ちで宝くじの抽選会へ、権太楼師匠が矢を発射して ました。 宝くじは残念ながら全部外れちゃいました。 夜は一門とその家族が集まって美味しい肉を食べて紅白見たり、格闘技見た り、大騒ぎでした。 元旦は師匠の家で新年会のようなもの、師匠に新年のご挨拶の時だけ黒紋付 袴着て、あとはひたすらお酒作ったり、皿洗ったりバタバタとしてました。 黒紋付袴は5分くらいしか着てませんでした。 【粋歌】 年末に風邪をひき、年始に口唇ヘルペスが出ました。今年は体調管理に気を つけようと思いました。 【小太郎】 床擦れが出来た! 相変わらず、いろいろと慌ただしく(?)日々過ごしているようです。 <残りのメンバーは後編(次回)へ> ⇒《今週の落語会》───────────────────────── ■探偵団メンバーのスケジュール 19(水)時松 日立寄席 虎ノ門・日立愛宕別館 18:30 \1,500 小太郎 柳家小太郎 とうとう独り 落語協会 2F 18:30 \1,000 駒次 新作落語せめ達磨激闘編 VOL.30 中野・なかの芸能小劇場 19:00 \2,000 前\1,800 20(木)馬治 築地海宝館寄席(第9回) 築地市場・海宝館 19:00開演 \1,000 22(土)時松 月例らくご温泉 池上・久松温泉 11:00 \1,500 馬治 第10回さがみはら若手落語家選手権 橋本・杜のホールはしもと 13:30開演 \1,000 志ん八 新春初笑い クラツー寄席 西新宿・アイランドタワー16F 15:00 \1,800 馬治・駒次 いーふろん亭 in ことぶ季亭 蔵前・ことぶ季亭 18:30開場 \1,000(限定30席) 23(日)志ん八 早朝寄席 鈴本演芸場 10:00開演 \500 時松 黒門亭(第一部)”光る二ツ目の会” 落語協会2F 12:00 \1,000 詳細はhttps://rakugo-tanteidan.jp/information.html に掲載中です。 ⇒《エッセイ》─────────────────────────── ●志ん生師匠のこと 私はものごころついた時には、古今亭志ん生を知っていたような気がしま す。そう言ってしまえば、かなりの落語好きのキャリアということになるの でしょうが、知っていたのは事実ですが、それほど落語好きのキャリアはあ りません。ただ、これはそれほど志ん生という名前がビッグネームだったこ との証拠でしょう。幼児の頃の私にとって、名前と顔が一致した数少ない噺 家の一人でした。 おそらくテレビで見たのだろうと思います。禿げたおじいちゃんが落語と いうものを喋っているという認識はありました。それがリアルタイムのもの だったのかどうかは分かりません。ただ、タイミング的には師匠が存命の頃 だったと思います。 今回、志ん八くんと「なめくじ長屋」を捜索するにあたって、改めていろ いろと資料を調べたり、落語の音源を聞き直したりしました。何だか不思議 なんです。同じ噺でも、馬生師匠(先代)や志ん朝師匠とでは客の笑いのタ イミングが違う。音源の悪さもあるでしょうが、明朗な滑舌とは言いがたい です。けど何故か笑ってしまうんですね。 若いときは苦労して、年を取ってから売れてきたように言われています が、志ん生を襲名したのは49歳。その前の馬生(七代目)時代、なめくじ長 屋を脱する頃から実力が認められてきたようですから、三十余年は第一線で 活躍したことになります。 改めて志ん生師匠は人生そのものが落語だったと思います。落語が着物着 て歩いているような。「ミスター落語」。まるで長嶋さんが野球のそれであ るように。そして、甚兵衛さんをプロファイリングしていけば、かなり志ん 生師匠に近づくんじゃないかという気がします。 なめくじ長屋跡の捜索以来、志ん生師匠の落語音源をいろいろと聞いてい ます。何だかスルメみたいな味わいが繰り返し聞くごとに増してきます。そ して笑顔の高座姿が見えてくるような。本当に不思議な噺家ですね。 (秀) -------------------------------------------------------------------- ■編集後記 16日早朝寄席に行きました。今年最初の早朝寄席に一番乗りでき、さい先 の良いスタートです。この日の入場者数がなんと新記録。240人超。これまた さい先の良いスタートでした。 -------------------------------------------------------------------- ※このメルマガの購読を解除したい場合は、このメルマガに返信でその旨を お伝え下さい。 ==================================================================== ○メールマガジン:落語探偵団通信 ○発行人:秀島ヒロノリ E-Mail:magazine@rakugo-tanteidan.jp Home Page:https://rakugo-tanteidan.jp/ -------------------------------------------------------------------- |