#004 電車で巡る 落語スポット!(その4)
秋葉原でのスポットは? | |
上野駅から次は秋葉原を目指します。 今は「あきはばら」と呼ばれていますが、そもそもは同じ漢字でも「あきばはら」という呼び名だったようです。 「牛ほめ」に秋葉さまのお札、という下りが出てきますが、そもそもの秋葉神社(かつては秋葉社という名前だった)は現在のJR秋葉原駅の場所にありましたが、明治の中頃に台東区松が谷三丁目に移転して現在に至ります。 この秋葉原でまず目指すのは、江戸版「千両みかん」で登場してくる、「万惣」という果物屋です。 今は神田須田町交差点の角に大きな地上8階 地下1階建てのビルになっています。 みかんが千両で売れたおかげかどうかはわかりませんが。 ![]() ビルは1階が果物屋さんで、上の階がパーラーになっています。 パーラーで何か「千両みかん」に関わるものでもと思っていたら、「オレンジシャーベット」がありまして、それを注文しました。900円。 千両どころか、千円もしません。まさに10万分の一以下。ありがたいことです。 しばし休憩も兼ねて、若旦那の気持ちになって。 ![]() 「千両みかん」の中でズバリ「万惣」という人もいれば、「千惣」という人もいます。 この「千惣」というのは、万を千にもじっただけかと思ったら、「千疋屋」+「万惣」の意味もあるそうです。 | |
神田明神も自粛ムード | |
続いては、同じ秋葉原エリアから神田明神を目指します。 特に神田明神が直接舞台となった噺はないと思いますが、「百川」に「四神剣(旗)」という下りが出てきます。 四神剣を使用する祭りは神田明神以外にもありますし、「百川」の中でもそれがどこの神社のものと確定しているわけではありません。 ただ、河岸の若い衆というのは、当時日本橋に魚河岸があったわけで、料亭「百川」の所在地も浮世小路、現在の日本橋付近ですので、その四神剣が神田明神のものである可能性は非常に高いと思います。 残念なことに、今、四神剣を東京の祭りで使用しているところはないそうです。 神田明神となると、やはり神田祭が有名ですが今年は大震災による自粛で中止(一部、神事は実施)となりました。 これが昔だったら、「四神剣」はどっかの若い衆がさらに1年間預かることになるんでしょうかね?。 神田明神で神田祭に次いで有名なものとなると銭形平次ですね。 銭形平次は神田明神下の長屋に住居を構えていたという設定です。 そのため、こんな撮影スポットがありましたので、お約束で顔を出してみました。 ![]() 気分は大川橋蔵です。 【ここまでのルート・秋葉原】クリックで拡大↓![]() (c)Google | |
次は「品川」、へ続く・・・・・> |