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ミッション
#001
「時そば」のメニューを探せ!
#002
「なめくじ長屋」を探せ!
#003
人力車を引いて「反対俥」の稽古!
#004
電車で巡る 落語スポット!
#005
高尾山で天狗の軌跡を追え!
#006
落語の心霊スポットめぐり!
#007
「茶の湯」を再現!飲めるか?
#008
「ねぎま鍋」を再現!美味いのか?
#009
江戸時代の撮影セット村を探索!
#010
「妾馬」の謎を追え!
#011
江戸時代の罪と罰条を調査

#007 「茶の湯」を再現!飲めるか?(その1)

早いもので、当探偵団の調査レポートもメンバー一巡の最後となった。
しんがりは、金原亭馬治が登場。
そして、今回のミッションは、「茶の湯」を再現!飲めるか?、である。


彼が私に「『茶の湯』は、なかなかやるのが難しいですね」と語ったことがある。
演じるのが難しい噺というわけではなく、「あのお茶を飲む所作がリアル過ぎればリアル過ぎるほど、客が見ていて不快な気持ちになったり、客に引かれたりしてしまう」、ということだった。
そのせいか、「この演目をあまり好んでやる人はいないんじゃないかな?」、と言う。
(似たよう感じだと、「ちりとてちん」がそうかもしれないが、こちらは嫌なヤツを困らせようという趣旨なので、見ている側としては苦しみもがく姿も許容できるのかもしれない)

だから、彼が「茶の湯」を演じる際には、そのあたりを考えて、ある部分はカットして、しつこさを減らしてさらりとやる工夫をしているようだ。

「実際に飲めるものか、試しに飲んでみますか?」
と話を向けると、意外にあっさりと承諾の返事が返ってきた。
何事も実際に自分の体で体験することを旨としている当探偵団、実に心強い。

しかし、茶の湯を再現するにはいろいろと段取りや分からないところがある。
「椋の皮ってどうすれば手に入るの?」 というところを起点に、今回の調査はスタートした。


馬治レポート編へ続く・・・・・>