#010 「妾馬」の謎を追え!(その1)
古今亭駒次、鉄道の新作落語のイメージが強い彼だが、落語探偵団としては古典落語の謎を追いかける趣向であるため、「何か古典落語の根多でテーマ」と話を向けると、「妾馬」と返事が返ってきた。 前回の「百川」同様、普段の駒次のイメージからすると、予想外の答えであったが、これは逆に「是非聞いてみたい」、という期待にもつながる。 こうして今回は噺先行で調査のテーマが決まった。 「妾馬」である。 これまたいろいろと謎と言うか、疑問が多い演目だ。 ・なぜ、「めかけうま」ではなく、「めかうま」と読むのか? ・噺に馬が出てきたっけ? ・「八五郎出世」というタイトルもあるけど違うの? ・赤井御門守ってどんなお殿様なの? ・結局、八五郎はその後どうだったの? ざっとこんな感じである。 早速、駒次と桜満開の空の下、調査に繰り出した。 | |
駒次レポート編へ続く・・・・・> |