#009 江戸時代の撮影セット村を探索!(その2)
こんにちは、古今亭志ん八です。 「今度のレポートは江戸時代の街の見学だから」と言われて、車(しかもこれが狭い!)に詰め込まれて連れてこられました。 長屋が出てくる噺なんかたくさんあるので、調査報告会(落語会)での根多選びの苦労がなくて良いかな、という気持ちと、実際に長屋などの建物を見てみたいという気持ちの半々でやって来ました。 この日はドラマなどの撮影がないために寂しい感じがあるのは否めないものの、さっきまでの雨も運良く上がって、思う存分敷地内を堪能することができました。 まず、受付や売店、それに休憩所がある建物を通って、屋外のロケセットに向かうのですが、まず受付の横にここで撮影された主なドラマの作品がパネルなどで紹介されています。 分かりますか?。「龍馬伝」や「仁 -JIN-」のロケもここで行われていたんです。 | |
身近だった江戸の街 | |
まず最初に、長屋が並んでいる一角のゾーンに行きました。 ちょうど雨があがった直後だったために、わびしい長屋の感じがより一層出ているような気がします。 雨の直後だったから気づいたもう一つのこと、それは雨樋(あまどい)です。 その形状や材料の入手易さなどから当然のことでしょうが、雨樋は竹を割ったものでした。 ドラマや映画では見落としたり、あまり気にしていないところかと思います。 「おーい、熊公いるかい?」って戸を開けようとしましたが、この会場のセットは全て外観のみで、戸は開きません。 オープンセットとして外観のみをここで撮影し、屋内に入ったところはスタジオ内にセットを別に組むのでしょう。 ここは「貸間」の札が出ています。 新しい店子を探しているわけで、ここの大家はどんな大家かなあ、と考えたりします。 ここは長屋の一角にある、飯屋の建物です。 ここで昼間っから酒を飲んで仕事に行かなかった職人というのも、落語にはありがちなキャラクターですね。 | |
志ん八レポートはさらに続く・・・・・> |