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ミッション
#001
「時そば」のメニューを探せ!
#002
「なめくじ長屋」を探せ!
#003
人力車を引いて「反対俥」の稽古!
#004
電車で巡る 落語スポット!
#005
高尾山で天狗の軌跡を追え!
#006
落語の心霊スポットめぐり!
#007
「茶の湯」を再現!飲めるか?
#008
「ねぎま鍋」を再現!美味いのか?
#009
江戸時代の撮影セット村を探索!
#010
「妾馬」の謎を追え!
#011
江戸時代の罪と罰条を調査

#011 江戸時代の罪と罰条を調査(その2)

こんにちは、三遊亭粋歌です。
皆さんもご存じの通り、落語には実に多くの泥棒噺が存在します。「お客様のふところを取り込もう」という意味で、寄席では縁起を担ぐものでもあります。

ほとんどの噺に出てくる泥棒がドジで肝心の盗みでも失敗したり、未遂に終わったりします。
それでいて、そんな泥棒が実際に捕まることがないことも落語での決まり事となっています。

そこには、落語ならではの背景があるはず、と当時の刑罰をキーにこの謎に迫ってみたいと思います。
【疑問】
  • なぜ、噺に出てくる泥棒はドジばっかりか?
  • なぜ、噺には泥棒が捕まる設定がほとんどないのか?。

  • 明治大学博物館を訪ねる
    江戸時代の犯罪や刑罰については、実に多くの書籍なども残っているようですが、これらを実際に目で見る形で接することができるところとなると、やはりここしかないでしょう。
    「明治大学博物館」。
    明治大学の駿河台(お茶の水)キャンパスの中にその施設はあります。
    しかも入場無料。当時の刑罰の事情が分かるところです。

    注意書きあり
    目的の場所は「アカデミーコモン」という建物の中の地下2階にあります。
    私たちが訪ねたところは「刑事」のゾーンでしたが、この他にも考古学のゾーンなどが併設されています。
    その刑事ゾーンの入口にこんな注意書きが出ていました。
    犯罪者の人権などなく、かなり残虐な展示もあるけど、これらは全て史料との断り書きのようです。
    身の引き締まる感じがします。



    粋歌レポートは続く・・・・・>