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#011
江戸時代の罪と罰条を調査

#007 「茶の湯」を再現!飲めるか?(その2)


こんにちは、金原亭馬治です。
というわけ、私が今回担当するテーマは「茶の湯」の再現です。
噺の中では「青黄粉」と「椋(むく)の皮」で茶を点てるのですが、これを再現してみたいと思います。
まず、この「青黄粉」ですが、今では「うぐいす粉」なんて名前で売られていますね。
基本的にきな粉ですから、大豆を原料としていますが、その中でも青大豆を使用することで、あの色となっています。

「椋の皮」って何??
一方、悩ましいのが「椋の皮」です。
私も噺の中では洗剤の代用品として使用されていて、「今で言えばアタックや全温度チアーですな」という感じで、洗剤であることが分かりやすいように、具体的な商品名での説明を入れています。
先代の金馬師匠の音源でもやはり、洗剤の代わりであったとの説明が加えられていますので、このことから推測するに、昭和30年代には既に「椋の皮」を知らない人の方が多かったのではないかと思います。

そんな中、花王株式会社の花王ミュージアムに、この椋の皮についての説明があるという情報を入手しましたので、早速スタッフと共にそのミュージアムに向かってみました。

このミュージアムは墨田区の花王株式会社すみだ事業所内にあります。
大きく分けて、
  • 清浄文化史ゾーン
  • 花王の歴史ゾーン
  • コミュニケーションプラザ(現在の製品等を展示)
  • で構成されていて、一般の方も予約を入れることで、見学ができるそうです。

    あいにく、館内は撮影禁止をいうことでしたので、案内いただいた副館長の中島さんからの説明も含め、椋の皮に関する部分の要点を文字でレポートします。

    1) 「椋の皮」はムクロジという植物の皮で、ムクロジの種子は固く、羽根突きの羽根の先の部分に使用されている。
    2)ムクロジに含まれる「サポニン」が泡の立つ成分で、このサポニンは他の多くの植物にも含まれ、これを含むものが天然の代用洗剤として使用されていた。
    3)ムクロジと並んで、サイカチも代用洗剤としては有名だった。
    4)国内で椋の皮が代用洗剤として使用されていたのは、物資不足の影響もあった、太平洋戦争中の頃迄と思われる。
    5)現在も高級料理店などで漆器などを洗浄する際に、植物性の代用洗剤を使用している例がある
    6)サポニンには下剤としての作用があって、家康の頃には戦地で使用するなど貴重品として扱われていた。

    展示の中には江戸時代の長屋や湯屋のミニチュア模型があったりと、落語に出てくる要素を部分的に垣間見ることもでき、なかなか興味深いものがあります。


    (今回案内いただいた、副館長の中島さんと記念撮影。ありがとうございました)

    http://www.kao.com/jp/corp_info/factories_18.html
    花王ミュージアムの紹介サイト


ムクロジ購入編へ続く・・・・・>