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ミッション
#001
「時そば」のメニューを探せ!
#002
「なめくじ長屋」を探せ!
#003
人力車を引いて「反対俥」の稽古!
#004
電車で巡る 落語スポット!
#005
高尾山で天狗探し!
#006
落語の心霊スポットめぐり!
#007
「茶の湯」を再現!飲めるか?
#008
「ねぎま鍋」を再現!美味いのか?
#009
江戸時代の撮影セット村を探索!
#010
「妾馬」の謎を追え!
#011
江戸時代の罪と罰条を調査

#001 「時そば」のメニューを探せ! (その1)


浅草・雷門なう。「落語探偵団」参上!!
こんなTwitterのつぶやきから我が落語探偵団の実活動はスタートした。
最初のミッションは「時そば」を食す!
別に蕎麦屋に行って、「勘定をごまかして来い」という指令ではない。
「時そば」で蕎麦屋が語る、「できますのは、花巻にしっぽく」という、このメニューを探して食べてみようと、初回のミッションとしては目的の店にたどり着きさえすれば、ほぼミッション完了というお気軽な食べ企画になってしまった。
まあ、メンバーのモチベーションを挙げるには良いかと。
加えて演目の季節感にも合っているし。

今回の探偵は三遊亭時松。これに金原亭馬治がアシストとして参加。
我々は18時半という時刻に雷門に集合した。

しかし、「花巻」と「しっぽく」はどうして現在の蕎麦屋のメニューから消えてしまったのだろうか?
時そばでは「しっぽく」を注文することになっている。これはほぼ例外なくそうである。
そこで出てきた蕎麦には竹輪をスライスしたものが入っていたり、麩が入っていたりと、具としてはその程度のものである。
それに対して「花巻」には落語の中で何のヒントもない。
名前的には「しっぽく」よりも豪華な気がする。それでも価格は一律に16文だったのか?。この時点でいろいろと興味は尽きない。

目的の店までナビゲーターは時松。
ただ、その店に目的の2種類の蕎麦があるわけではなく、それぞれを食す形で2軒の店を梯子しないといけない。それでもこの2軒の店が浅草にあることはありがたい。(と、ここまではそういう予定だった)

まずは「花巻」
1軒目は雷門から近いということで、「尾張屋」に入った。雷門の前の道を吾妻橋方向に約50メートルと非常に近い。ここは支店で、もう1ヶ所「尾張屋」の本店も浅草にある。(しかし、それは後から分かった話)


お品書きに「花巻」とあるのを確認して、それとビールを注文。


間もなく出てきたものは、丼に蓋がのっていた。
蓋を取る前に期待の記念撮影。
蓋の周辺に注目。



そして蓋を取ると、そこには大量の海苔がのっていた。
「花巻」という名前にしては予想外に地味な姿をしてなさる。

まずは香りを楽しんでから食べ始める時松。
薬味として添えられていたのは、ネギとわさび。
さすがに噺家の蕎麦をたぐる仕草は粋だ。
それにしても良い顔で食うねえ〜。


「味はですね、わさびの辛さがあるわけでなく、多少ツンとくる程度でおいしかったです」(時松)
いやー、グルメレポートには向かない感想をもらった。

そして、汁まで飲んで完食。

※「花巻」とは、海苔の入った蕎麦だった。850円也。
帰りしなに、やや年配の女性の店員さんに「この花巻って、落語の『時そば』に出てくるあれですか?」と尋ねたら、「よく聞かれるけど、分かりません」と肩透かしを食らった感じで退場。


「しっぽく」編へ続く・・・・・>